公務員系

ビルと人

2種類の公務員

公務員と言っても、おおざっぱに区分けすると2種類あり、国家公務員と地方公務員があります。
この中で国家資格が必要なのは国家公務員です。

国家公務員は国家試験に合格すると、その試験で得られる資格を獲得できます。
それに対し、地方公務員は都道府県の市町村で実施する試験に合格すれば地方公務員として働くことが出来ます。

国家公務員も種類が豊富であり、職種によっても給料も違います。
また公務員と一括りにしてニュースなどで言われることもありますが、公務員でも種類が多く、一括りには出来ないのです。

警察官

警察官は警察庁と都道府県の警察の2つに分けられます。
仕事内容としては、警察庁では公安や警察組織の調整や各都道府県の警察の監視、都道府県の警察は地域で発生した事件を担当します。

各都道府県の警察では、その組織内でも細分化されており、いくつもの仕事があります。
生活安全部門なら少年の非行や、生活に身近な犯罪の取り組み、刑事警察部門なら殺人や強盗に対する取り締まりを行うように、それぞれの部署で仕事内容が決まっています。

刑務官

刑務官は警察署や拘置所や鑑別所などの施設に勤務して、警備や運営を行います。
法務省に所属する国家公務員です。

仕事内容としては受刑者の監視と指導、教育や事務作業の指示など、主に受刑者の世話をするのが役目です。

その他にも、郵便物や証明書などの管理を行ったり、報告書を作成することもあります。

消防官

消防官は、地方自治体の消防署や本部に所属し、火災の消火、救急の手伝いを行うのが仕事です。
消火や救急以外にも、予防を行うのも任務です。

火災が起これば彼らが現場に駆けつけて消火しますので、国家公務員の中では一番身近な職業でしょう。

また消火以外にも、救急活動も行い、事故や病気の人を応急手当をして救急車で病院まで搬送するのも仕事です。
救急車には高度な処置を万が一行うために、救急救命士も同乗し、場合によっては処置を行います。

入国警備官

入国警備官は、空港で海外から訪れる外国人のチェック、日本から海外へ行く日本人や外国人のチェックを行うのが仕事です。
人々の出入り口である空港で行き交う人をチェックし、不審物や危険物を持っていないか、手配されている犯罪者ではないなどを調べて、日本に犯罪が持ち込まれるのを防ぎます。

飛行機に乗るときは審査ブースでチェックを受けるので、あなたも一度はこのようなことを経験したことがあるかもしれません。

犯罪者がいないか調べる事以外にも、パスポートやビザの不正がないか、期限が切れていないかなども調べます。
違反がある人を発見すれば、その場で退去させて強制的に帰還させるようなこともあります。

もし入国警備官を目指すのであれば、日本語だけではなく英語や中国語などの外国語をある程度理解し話せるようなスキルを身に付けておきましょう。
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