入国警備官

ランダムチェッキング

仕事内容

空港などで海外から来る人や海外へ行く人を検査して、不審者がいないか犯罪者がいないか、不審物を持ち込む人はいないかなどを検査して、国内に犯罪が持ち込まれるのを防ぐのが仕事です。

業務内容としては3つに分かれます。
日本へ来る人日本から海外へ行く人の出入国者を検査し、パスポートやビザを調べます。
何を目的に来るのかなどを調べて、問題がないかを確認します。
これは外国人に対しても、海外から帰国する日本人に対しても行います。

また外国人に対しては、不法滞在者ではないか、滞在期間を超えていないかを調べて、もしも問題が見つかった場合には、入国警備艦によって身柄を拘束します。
違反が認められた場合には、強制的に日本から退去させます。

さらに日本にいる外国人で在留期間を延長したい者を対象に、その目的を検査します。
入国管理法と照らし合わせて、安全性があるのか問題がないかを調べます。

このようにして、日本に不法滞在者がいないか、犯罪を目的としたものが日本に来ようかしていないかなどを調べて、守るのが仕事です。

国家試験について

法務省入国管理局に属しており、国家試験に合格すれば資格を得られます。
入国警備官採用試験という試験があり、独自の試験はなく、この試験に合格した人の中から、各地での地方入国管理局で面接し合格すれば入国管理局の職員になれます。

試験に合格すると法務事務官として採用されることととなりますが、数年間勤務して経験を積めば入国検査官として働けます。
稀にではありますが、入国警備官から入国検査官へ任命されることがあります。

入国検査官に採用されるかどうかは、試験で上位になったものが優先されますので、いかに試験で良い成績を残すかというのが重要です。
そのために、公務員試験対策に特化した予備校などを利用するのが良いです。

試験の出題内容は法学部や経済学部の内容が出題されれるために、それらの学部の人が有利だとされています。
また実務では外国人に対応することも多いので、語学も重視されます。

試験に合格すると、研修を受けて、業務に関する知識や実務などを学びます。
英語や中国語などの研修も受けることが出来ます。
そして研修を終えれば仕事をすることができるようになり、入国管理局に所属して仕事を行います。
仕事での成績が良ければ、係長や統括審議官や課長補佐へと昇進できます。

仕事をおこなうにあたっては、最初は法務事務官として実務経験を積みますので、法務刑務官の時が初任給となります。
初任給は大卒で20万円ほど、高卒で16万円ほどです。
もちろん勤務年数や昇進すると給与は増えていきます。
地域手当などがあるために、地域によって給与額は多少の差はあります。