教師

教師

仕事内容

教師は、学校で子供に学問を教える仕事です。

働く場所は小学校、中学校、高校等があり、教師として働くには教員免許(教員免許状)が必要になります。

子供に勉強を教えるというやりがいのある仕事ですが、
授業以外の仕事で

  • テストの作成や採点
  • 学校行事
  • 部活の顧問
  • PTAへの対応

等の仕事もあるため、勤務日数や勤務時間はかなりのものになるでしょう。日11~12時間の勤務となり、残業80時間超の過労死ラインに達しているという勤務体制もあります。やりがいだけを見て教師を志すのではなく、雑務的な仕事があって忙しいということも知っておくべきでしょう。

その他、細かい業務については、文部科学省のHPにも掲載されているため、参考にしてください。

>>教員免許状に関するQ&A:文部科学省

 

教師を目指すには?

教員免許を取得するには、短大、大学を卒業する必要があります。

教員免許を取得したらすぐ教師になれるわけではなく、教師として採用されなければなりません。以前は、一度取得したらずっと有効だった教員免許ですが、平成21年4月1日から更新制になりました。一定期間ごとに大学等による免許状更新講習を受けて更新が必要です。

学校の中には、北海道教育大学や大阪教育大学など、教員就職者の多い大学なども存在します。学校ごとに扱っている学部や学科は様々ですが、オープンキャンパスの専門サイトなどを利用すると、教育大学で募集している学部や学科をまとめて確認できるので便利です。

学校選びをする際は、自身が何の教師になりたいかを検討しながら行うようにしてください。

 

国家試験に関して

教師として働くには「教員免許を取得済または見込み」の状態で各都道府県・指定都市の教育委員会が実施する教員採用試験に合格すると働くことができます。

募集要項の告知と試験に関するスケジュールは下記のとおりです。

  • 3月から4月の間に募集要項告知。
  • 5月から6月の間に願書受付。
  • 7月に第一次試験。
  • 8月に第二次試験。

というスケジュールです。

試験内容は、第一次試験では筆記試験と面接試験があります。

筆記試験では、一般的な教養(人文、社会、自然科学に関するもの)や教師になるために必要な知識(教育原理、教育心理、教育関係法規)について問われます。他にも、どの教科の教師になるかによってそれぞれ教科に関する試験があります。面接試験は、個人面接や集団面接・集団討論といった試験です。

第二次試験では、筆記試験、面接試験、実技試験があります。また、筆記試験として小論文の試験が存在します。教科に関することであれば、自分の専門のことなので問題なく試験に取り組めるようです。しかし、小論文となると文章を書くことに苦手意識を持つ方も多く、急に苦手意識がなくなるようなものでもないので、文章を書く機会を作る等して日頃から慣れておくと良いかもしれません。

面接試験では、一時試験と同様に個人・集団での面接や討論、模擬授業といったものがあります。実技試験は、音楽や美術、体育といった主要5教科以外の試験です。なるのも大変で、なってからも大変な教師の仕事ですが、苦労に対して感じるやりがいは確かにあります。激務でも頑張れるという方は目指してみてはどうでしょうか。