言語聴覚士

カウンセラー

仕事内容

生まれつき耳の聞こえない方や話すことが出来ないで不自由している方の能力を回復させるのが仕事であり、リハビリをメインとして回復を行っていきます。
またそれ以外にも、食べることや飲み込むことが出来ない場合も、それに対応してケアします。

仕事では相手と話、相手のことを聞くというのが重要です。
障害を持っていますので、患者は相手に自分の意志を伝えると言うのが困難であり苦手です。
コミュニケーションを上手く取れるかどうかで、患者とスムーズな関係が築けるかどうかも決まってきます。

機能回復に関しては、まずは検査でその原因を探ります。
人によっては心理的な問題も機能に影響しているので、原因を探しにくいです。
そして検査を元にして訓練プログラムを考えてリハビリを行っていきます。
リハビリは何も身体的に行うことばかりではなく、心理的な部分の回復も意味します。
内容は文字や絵を使う場合や、言葉や体操などを行うなどいくつもあります。

飲み込むことや食べることが上手くできない患者もいますので、食事に関しても深く関わることとなります。
食事では自助具を使って食べやすくしたりしてサポートします。

言語聴覚士だけで仕事を行うのではなく、情報収集も重要であり、患者がどこに機能不全があるのかなどを、他の職業の方から、聞いておくなどのことが必要なのです。

またリハビリに専念するばかりではなく、行った内容を記録するようにもすべきです。
記録すればその経緯を知ることが出来、その後のリハビリに役立てたり、他の患者のリハビリに役立てたり出来ます。

国家試験について

言語聴覚士は資格を取得しないと仕事は出来ません。
まずは、養成課程のある大学や専門学校で3年以上学び修了すると、国家試験の受験資格が得られます。
その試験に合格するれば、言語聴覚士として資格が得られます。
また一般の大学を卒業した後に、養成校で2年以上学ぶと受験資格が得られます。

この仕事は資格が出来たのが最近であり、まだ歴史の浅い仕事です。
求職は他の仕事と比べるとまだ少ないですが、求職サイトを探せばいくらかあります。

仕事を探すなら、求職サイトで探すと効率よく仕事が見つかります。
また求職サイト以外にも施設から直接求人がある場合もあります。

初任給は22万円前後のところが多いですが、まだ認知されて浅い歴史の仕事なので、地域によっては待遇の良いところもあります。
大きな病院や施設と、小さな所では待遇に差もありますので、仕事先の求職条件をよく調べるべきでしょう。
またこの仕事はリハビリをするので患者と根気よく長い期間接しなければいけません。
給与ばかりに目がいくと、仕事が思ったよりも大変だったりして長続きしないので注意が必要です。